富山大学芸術文化学部 × 勝星産業(株)
テーマ:手から拡がるライフスタイルプロダクトの開発

富山大学芸術文化学部で「デザイン展開(プロダクトデザイン実習)」を学ぶ18名の学生が、「すべり止め軍手」を日本で最初に作った富山県南砺市のメーカー勝星産業と連携。「手から拡がるライフスタイルプロダクトの開発」をテーマに、勝星産業のゴム転写技術を活用した新たなグローブを提案しました。 ガイダンスおよび連携先の見学、ゴム転写シルクスクリーンの体験などを通じて理解を深めながら 、コンセプト立案とデザイン制作を開始。グループごとにミーティングを重ね、デザインをブラッシュアップしていきました。試作を何度も繰り返し、それぞれ最終的なプロトタイプを完成。最終プレゼンテーションは三井アウトレットパーク北陸小矢部のアート&デザインコミュニティスペース「Meets GEIBUN」で行い、成果展も開催しました。
提案
【つなぐ】
SNSや交通機関の発達などにより、たくさんのヒト・モノ・コトが容易に繋が りを持つことができる時代。
勝星産業/GUNTE Lab.の 目指すビジョンは、「手袋をもっと自由に。 オリジナル手袋でみんなの気持ち、もっと繋がる。」
そこで、私たちが提案するこれからのビジョンは、ヒト・モノ・コト、あらゆるものが繋がるなか、新たな発見・体験を通して、新しいヒト・新しいモノ・新しいコトとつながりを持つ
きっかけになるグローブを届けたい。
【こころのぬくもり】
コロナ禍で人同士のつながりがオンライン化し、テクノロジーの急激な発展、AIの一般化が進んでいるなか、
「人が考えて、意味を込めたモノ」への関心の高まりがより起こっているのではないだろうか。
コロナ禍明けの今求められるのは元々の手袋やグローブの機能的な使い心地だけでなく、使って安心感・心にあたたかみを感じるようなデザインであると考えた。
【軍手の垢抜け】
“垢抜け”ってなんだろう。
身の丈がわかること? シンプルであること?? 使うところが想像できること???
今までの軍手は、どんなことにも使える万能を目指していました。
わたしたちは“どんなことにも使える”ではなく、使う場面に特化することで抜け出す魅力をつくり、軍手を垢抜けさせることができると思いました。
【日本に触れる】
思わず触ってしまうすべり止めのボツボツ。これが魅力。
「すべり止め軍手」を日本で最初に作った勝星産業の高い技術力と品質で、数ある軍手の中から勝星産業の軍手を選ぶ価値を作る。
また、円安も進み、コロナ禍も明けてインバウンドも回復傾向にある。
・・・ ああ、また日本さわっちゃってるよ。